奥谷 愛藏さん(有高11回)
38年の勤務を終えて
事務局に足を運んでいただきましたが、母校に来られたのは「娘の高校時代、役員をして学校に来て以来ですね」と感慨深げにされていました。
高校時代は2・3年の時、今は亡き常深先生が担任。懐かしい思い出の中で、育雛当番では日を間違えて日曜日に登校したこと、体験実習で静岡に1週間行き牛の世話をしたこと、物理部で活躍したこと等、話していただきました。
昭和34年に卒業後、実家の農業を手伝いながら、自宅で鶏を飼って採卵する仕事に就かれましたが、37年10月、国費職員(現社会保険庁)として県庁に就職。38年勤務され、58歳で退職されました。退職後も、現役時代の体験を生かし、三宮・須磨にある県の出先機関で7年間、年金相談の仕事をされていました。
今はその仕事も終えられ、これからは好きなことをと、9アールの米作の傍ら、鉄砲を持ってのカモ猟もなさっているそうです。カモ猟はかつて20歳の頃にされていましたが、12、3年前に復帰。更に今は猟友会に入られ、有害鳥獣駆除の登録をされ、依頼があればアライグマ、シカ等の駆除もされているそうです。
地域の信望も厚く、若くから農会長・区長・民生委員・寺総代・宮総代と尽くしてこられ、「今は消防団副団長をやっているのですよ」とのことでした。
ご結婚は27歳の時。3女に恵まれ、上の2人の娘さんは既に結婚され、外孫が3人。現在は一番下の娘さんと一緒に住んでおられるそうですが、「早くいい人と巡り合って、内孫ができることを願っています」とのことでした。
(文責:谷郷 賢明)
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