person

家本 紘治さん(有高16回)

今日は、昨年度から母校の有馬高校で非常勤講師をされている家本紘治先生に、事務局まで足を運んで頂き、在学当時を振り返って頂きました。

1年の担任は坂本昂先生で、2、3年は西浦宏先生でした。クラブ活動は畜産クラブで、淡河や大沢にある畜産農家に出かけて、乳牛の鑑定や審査についての研究活動をされたそうです。

また、1、2組(農業科・園芸科)の希望者で、夏休みに北海道の帯広に1週間の農業体験実習に行ったこと。早朝から搾乳をして、麦刈りをしたこと。そして、農業クラブの会長として、近畿大会で農業クラブの活動発表をしたこと。農業クラブの全国大会に参加するため東京まで行ったこと等、が印象深く残っているとのことでした。

卒業後は大学に進学、経済・経営学方面を学んだ後、商業の先生として就職。浜坂高校を振り出しに、柏原高校と篠山産業高校と勤められ、吉川高校を最後に定年退職されました。現在は、非常勤講師として吉川高校と有馬高校に勤務されています。

「卒業して40年余り経って母校に来ましたが、昔の面影がほとんどなくなって寂しいですね」と言われましたが、一方で、美しく立派になった校舎、特に特別教室棟の情報関係の施設・設備の素晴らしさや、農場も近郊農業を学ぶ場に大きく変身したことに、驚きや感銘を受けられたそうです。また、「新しい学科も生まれ、私の目の前で多くの後輩が学び、育っているのに、喜びを感じています」とのことでした。

家庭にあっては、奥さんと娘さんの3人家族で、1ヘクタール余りの土地で、農業を楽しんでおられるそうです。

(文責:稲葉昌子)