森田 茂樹さん(有高35回)
山南町谷川で石材店を経営されていると聞き、訪問しました。
谷川方面の地理が不案内なまま石材店の看板を目当てに目的地に到着すると、広い敷地に石材置き場。近代的な建物(事務所・石材品展示場)・作業所等が建っており、何と立派な、との思いをしました。
茂樹さんの出迎えを受け、数々の作品が展示されている部屋に通され さらに目を見張ったのは、三代に渡って受けてこられた感謝状が壁一面に掲げてあり、この会社の実績と歴史が伺えました。
谷川から学校まで約1時間30分かかっての通学、本校では普通科で学ばれたのですが、「家が石材店だったから造園科の方が良かったかな 」と言いながら、懐かしい高校時代を思い出していただきました。普通の真面目な高校生だったそうです。特に修学旅行は、スキー旅行で黒姫に行き、スキーを体験したことが印象に残っているそうです。
卒業後、家を出て石材の修業を4年間され、さらに愛知県岡崎にある夜間の学校の石材科で3年間勉強された後、23歳で帰郷、父の元で仕事を始められました。当時は職員が10人ほど、それも年輩の方が多く、若い社員の募集に苦労もされたそうです。
昭和55年に滝野に、平成10年には篠山に出店されましたが、将来は三田・神戸方面にも計画をされています。
技能士1級の技術取得もされており、2年前に、父から社長職を引き継ぎ、現在40人の職員を抱えて、販売・墓石設置・石積み・神社の鳥居(県下で1番)と腕を振るい、活躍されています。
又、地域においても、青年会議所・商工会・消防団等で役職に就き、貢献されてきました。今は少年野球チームの会長・そしてロータリークラブに入会され忙しい仕事の合間に頑張って居られます。
27歳の時結婚され、一男二女のお子さんと両親のあわせて7人家族。賑やかに楽しくやっていますとのことでした。
最後に「私の仕事は末代まで残るので、誰からも認めて頂くいい仕事をすることを心がけています」と頼もしい言葉を聞かせて頂きました。
(文責:谷郷賢明)
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