新春早々三木市吉川町で(株)谷郷肥料店を経営されている代表取締役の谷郷昇さんを訪問し、お忙しい中取材をさせて頂きました。
 高校進学にあたり昔から農家の長男は、後継ぎと世間から言われる時代で、早くからお父さんの仕事(肥料商)を継ぐと決め、真剣に農業をするんだと純粋な気持ちで入学されたそうです。

 クラス担任は米田正好先生(生物)で3年間「これぞ教師の鏡と多くの卒業生に今も慕われる」存在で、校訓「まこと」を理想の教育理念とされていた先生を感慨深げに振り返っておられました。清水怜(農業土木)また農業では、藤江督三(土・肥料)・飯野正規(作物)・(野菜)・西浦宏(畜産)先生や実習担当の先生方には優しくご指導して頂き充実した高校生活を送られたそうです。

 入学当時、世の中はミニスカートが大流行で通学バスは満員でいつも吊革を持った状態で混雑していたようです。学校行事では、集団訓練(あさぎり寮)に始まり、鳥取での臨海学校、六甲登山、農業祭等々いっぱいの思い出が浮かんでくるとお聞きしました。学校内では、特に恥ずかしく、はにかんだフォークダンス、嬉しくもあり”甘く匂うよ黒髪が ♫“の歌の通りの青春だったとか。また、2年生からは木造校舎から鉄筋コンクリート造りの校舎に移った時渡り廊下などのロケーション、勉強中キョロキョロした事、とにかく毎日が楽しかったとか
 農場当番では、朝7時過ぎからの実習だったので母には、早くから準備をしてもらった事や、父が体育祭行事を見に来てくれた事が嬉しく感謝しておられました。

 今卒業して54年目ですが、地域では、自治会をはじめ各方面で住民の皆様方より信頼され、現在は、兵庫フード協同組合の代表理事として米穀取扱(特A地区醸造用玄米)等に関するお仕事を精力的に活動されています。
 尚、3~5年間隔で農業科と家政科が合同で開催されていた同窓会もコロナウイルスの関係で延期になっていると残念がられました。
 最後に、有高へ入学し3年間同じクラスで生活したお陰で無二の親友が沢山出来たことが最高の宝物と伺いました。
                      (執筆 奥川徹)