教育実習で来られた4名の皆さんご本人の文章で書かれたものを記載させていただきました。

小川 万里さん(72回卒)

高校時代の思い出
やはり一番の思い出は、真っ先に修学旅行が浮かびます。沖縄へ行き、ダイビングやシュノーケルなどのマリンスポーツを楽しみました。沖縄だからこそ感じることができる非日常感は最高でした。

大学生活について
大阪教育大学に通っており、キャンパスが山の頂上にあるので、登校のことを登山と呼んでいます。自然豊かで野生の猫や猪がよく見かけられます。

あこがれの先生像とこれから
「つまらないな」や「分かりにくいな」と生徒に思わせることのないような楽しく、分かりやすい授業をする教師になりたいです。

教育実習について
教壇に立って生徒を見るときが一番緊張しました。パニックになって頭が真っ白になってしまうことも多々ありました。でも、時間が経つにつれて、生徒たちと打ち解け、最終日には緊張することもなく授業ができたと思います。

大野 紗椰さん(72回卒)

高校時代の思い出
体育祭の綱引きが思い出に残っています。特に3年生の決勝戦はクラスが一体となって接戦の末、優勝して喜び合ったことを今も覚えています。
また、農業鑑定競技の全国大会で南東北へ行き、最終日にずんだシェイクや牛タン定食とおいしいご当地グルメを堪能したこともいい思い出です。競技を頑張ったあとの体にしみました。

部活について
3年間農業クラブに所属していました。自分達が育てた農産物の販売、オープンハイスクールの運営、地域イベントの参加など、たくさんの人と関わる機会が多く、とてもいい経験ばかりでした。部員同士の仲もよかったので、クリスマス会でピニャータを作って盛り上がったり、校内の門を使って流しそうめんをしたりと、楽しい思い出をたくさんつくることができました。

大学生活について
コロナウイルスの影響を受けて、1~3年生前期は、オンライン授業が中心だったり、実習や外部での活動が制限されてしまったりと、思うようにいかないことが多くありました。しかし、その中で自分ができることを模索したり、人とのつながりの大切さを改めて実感できた期間にもなっていたように感じます。
現在は、竹資源の有効活用に関する研究に取り組んでいます。難しいことばかりですが、高校、大学で学んだ農業や環境の知識を活かしつつ、竹の新しい可能性について調べていきたいです。

あこがれの先生像とこれから
生徒に真摯に向き合うことができる先生だと思います。今までお世話になった農業部の先生方のように、農業や環境について学びを深めて、これから関わる方々にその魅力を伝えられる人材になりたいです。

教育実習について
2週間という短期間でしたが、本当に勉強になることばかりでした。授業の内容や連絡事項の伝え方の工夫、関わり方など、生徒には見えないところで試行錯誤しつつ生徒のことを第一に考えられていたんだなと感じました。
授業は座学で野菜、実習で田植えを担当させていただきました。的確な指示や伝え方が思うようにできず、生徒を困らせてしまい、申し訳なさを多々感じました。同時に生徒の様子を見ながら、そのときに合った発言や行動ができる先生方の判断力や責任感に改めて尊敬しました。
楽しかったことも悔しかったことも含めて、とても良い経験になったので、今後の人生にしっかり活かしていきたいです。

小林 広奈さん(72回卒)

高校時代の思い出
私は人と自然科だったので、外で花や野菜の手入れをしていた光景が印象に残っています。夏休みにも当番があり、当時はとても大変だと感じていたのですが、暑くても寒くてもクラスメイトと農業ハウスで頑張ったことは、思い出になっています。3年間同じクラスだったので、今でもクラスメイトとは仲が良く大切な友達と出会えた充実した高校生活でした。

部活について
中学生のときからお世話になっていた先輩に誘っていただき、女子バスケットボール部に入りました。あまり人をひっぱっていく経験がなかったのですが、部長を任してもらったり、厳しい練習をメンバーと乗り越えたり、部活動にしかない体験がたくさんあって大切な思い出です。

大学生活について
芸術大学でガラスについて学んでいます。ステンドグラスや吹きガラスなど珍しい授業がたくさんあり、好きなこと興味があることを探求することはとても楽しいです。

あこがれの先生像とこれから
もともとものつくりが好きでしたが、有馬高校で工芸をして楽しさに気が付きました。私も授業を通して生徒に美術工芸の楽しさを感じてもらえる教員になりたいと思っています。

教育実習について
学校を教員という立場から見て、仕事業務の多さや忙しさに驚きました。ですが、人と人との繋がりが多く、やりがいを感じる仕事だと考えます。
残りの実習にも全力でとりくみ、教員という仕事を深く学んでいきたいと思います。

渡邊 彩香さん(72回卒)

高校生の思い出
高校2年生の時が1番思い出が濃いです。オーストラリアの姉妹校に交換留学に行き、初めての経験をし、様々なことを学ぶことができました。また、職業人インタビューで人と自然の博物館に博物館実習に行くことになりました。

部活について
吹奏楽部に所属しており、A,Saxを吹いていました。部内では様々な困難がありましたが、「よいステージを作りたい」との思いはみんな同じなので、目標に向かって頑張りました。甲子園に友情応援に行ったことは今でも自慢です。

大学生活について
コロナ禍で1・2回生は、家にいることが多く、友達もあまり作れませんでした。少しずつ学校に行けるようになり、友達を作ることができました。児童館や小学校に行く部活動をしていますが、子供たちと交流するのがとても楽しいです。
研究室ではショウジョウバエにストレスを与えて卵巣が小さくなってしまう理由を解析しています。学会発表があるので、大学に戻ったら研究を頑張ります。

あこがれの先生像とこれから
生徒がささいなことでも話すことができる先生になりたいと考えています。1人ひとりの生徒と向き合い、安心することができる環境を作っていき、信頼される先生になりたいです。

教育実習について
はじめはとても緊張しました。しかし、先生たちは優しく受け入れてくださり、生徒からも声をかけてもらえ緊張がほぐれていきました。
授業を作るのは大変ですが、実際に授業するのはとても楽しいです。
指導して下さった先生方には感謝してもしきれないくらい、様々なことを教えてい頂きました。
3週間本当にありがとうございました。