谷石 昌一さん(有高23回)
三田消防署で活躍中の谷石さんを迎えて
今回事務局に来て下さったのは、三田消防署の谷石さんです。
谷石さんは、有馬高校園芸科に入学し、担任は橋本先生でした。 当時は農家の長男が多く、米を作ったり、トマト・モモを栽培しては町へ売りに行ったり、自分たちで食べたりしました。 加工クラブで福神漬け、マーマレード、アスパラガスの缶詰等を作ったこともあり、
「本当に楽しい思い出ばかりですね」
と満面の笑みを浮かべられました。
誇らしげに「私のクラスは、入学した者が全員揃って卒業しました」とも言われましたが、 それほどすばらしい高校生活であったことの証でもありましょう。
卒業後はいったん警察官になられましたが、家族の反対にあい、長尾の菱三工業に再就職します。 が、父親が自衛消防団の分団長をされていた事から、あこがれもあり、昭和47年2月に三田消防署に入所しました。 その後は消防一筋の道を進まれ、現在では勤続31年になります。
その間には、有馬高校の育友会長をされ、母校発展のためご尽力されました。又、毎年年末に実施される防災訓練には、講師として、又、消火器による防火の実演の指導者として、母校へ足を運びます。
そして今は、総務の副課長として、三田市内の自衛消防団の育成のため、日々活躍されています。
最後に後輩たちに一言、とお願いすると、
「しんどい仕事は逃げるな、あとでその汗は何かの形でかえって来る」
また、 「私の愛護の精神は、園芸科で学んだ体験から身に付きました」 と楽しげに話され、後輩たちの頑張りを期待されていました。
(文責:谷郷賢明)
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