s-一ツ家正敬さん

有馬温泉 陶泉御所坊 社長付 シェフコンシェルジュ

温泉地の賑やかな人混みを抜け一歩敷地内に入ると、まるで別世界のように雰囲気が変わり、さらに奥の落ち着いた部屋に案内されました。
一ツ家さんは平成7年に入学され、2組の生産流通科で食品の流通や簿記などを学ばれました。担任の板羽先生やサッカー部顧問岡田先生に大変お世話になったそうです。サッカー部ではミッドフィルダーで活躍され、主将もされました。毎年地区大会にも出るくらいチームもまとまっていて、楽しかったそうです。
また、マラソン大会では、2年の時に学年で1位になる見事な成績を残されました。足腰は、通学(西宮市山口町→神戸電鉄岡場駅→三田駅から徒歩)の岡場駅までは毎日自転車で通われたので、自然と鍛えられたそうです。
また。修学旅行の印象をお聞きすると、「山形県の蔵王でしたが、一日目に高熱になって隔離され、
病院に行かされましたね。それはそれで思い出に残りました。貴重な体験でした。」という話をされました。

卒業後は、大阪の専門学校に進まれホテル業務や外国語の勉強をされました。その後、平成12年に
大阪のホテルに就職され、フロントやベルキャプテンの業務を経験、そして神戸のホテルで8年間勤務された後、有馬温泉御所坊の金井社長に誘われ現在に至っておられます。
シェフコンシェルジュとして、お客様の要望に合ったご相談やご提案、インターネットマーケティング
などの幅広い業務をこなされ、まさに現代の旅館サービスに無くてはならない位置でご活躍されております。最近は外国人旅行者が増え、有馬温泉も時代に合った旅館の在り方も日々取り組んでおられます。また、日本コンシェルジュ協会の会員として、毎月東京での会議などに出席されています。

最後に、有馬高校で役に立った事をお聞きすると、「野菜や花の栽培の知識を学んだので、外国人の宿泊者にアドバイス(花を自国へ持って帰りたいなどの要望に、持って帰って良いかどうか)ができるのが、良かったです。また、部活動で上下関係を学んだので、現在の仕事に役立っています。」と笑顔でお答えいただきました。

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                             (文責:谷口 真弥)