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中西 一夫さん (有高52回)

トマト栽培に夢をかけて

3人兄弟の長男、次男も本校卒業、トマト栽培をされている父親の姿を見て子供の頃から手伝ってきたことから将来はトマト作りと本校園芸科に入学、3年間小野先生が担任で、小・中・高を通じて一番印象に残っている、尊敬できるいい先生だったそうです。田圃に落とし穴をつくったり、ストーブで芋を焼いたりして叱られたこと、小野先生の国語の時間の楽しい話、小原先生の野菜の時間が楽しかったこと等懐かしく話していただきました。

卒業後は、タキイ園芸専門学校に進み寮生活で1年間野菜全般の勉強をされ、卒業後は実家に帰り、父親が宝塚(2アール)・西谷(1㌶)でトマト・イチゴ栽培をされているのを手伝い、その間にヨーロッパの観光農園を勉強するためスイスに1年間研修に行かれ、帰国後、さらに3年間手伝われた後、独立されました。
その間に、恋愛結婚をされ二児の男児に恵まれ、時間があれば子供と時間を過ごすのが一番の楽しみだそうです。

西谷の土地契約が切れ、今年から吉村社長が経営する「シュファーム」で栽培を任され、トマト(マイロット・フィルテカ)を中心に軟弱野菜を栽培8aの内、2aはハウス栽培・6aは露地栽培をされており実績を出すため今年1年目が勝負と意気込んでおられました。商品の大半はスーパーに卸されるのですが、ハウスの横で直販もされ、地元の方々は勿論、口コミで新鮮でおいしいと聞き遠くからも買いに来られるそうです。

吉村社長夫婦そして本人夫婦の4人で取り組まれており、忙しい時にはパートさんにも来てもらい、とにかく多忙な毎日だそうです。

(文責:谷郷 賢明)

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