s-藤本さん 藤本 秀樹 さん 有高19卒

前回取材した神戸市北区山田町の上林さんのレストラン佳林にて、引き続き同級生で親友でもあり、現在もお付き合いのある神戸市北区淡河町で造園土木を営まれている藤本さんにお話を聞きました。

農家の長男、そして当時有高に居られた同じ町内の飯野先生の勧めもあって有馬高校の園芸科へ お父さんは牛を増やしたいと考えておられたようですが、将来も見据えて植木生産をするべく園芸科へ進まれます。 クラスは皆まじめで良い奴ばかり クラブは絵を描くことが好きだったので美術部へ ただ家の仕事が忙しくなかなか参加できなかったとか また農業実習では藍本方面での伐採など開墾作業に皆と汗を流したことが思い出として残っているそうです。

18歳になると同時に車の免許を取得し、高3になって早速車で通学するも数カ月後に校則違反で父親が呼び出され処分を受けたことなども懐かしい思い出だそうです。 卒業後は家業の植木生産に就かれます。当時は高度成長で植木の需要も多く、仕入れの為毎日のようにトラックで卸屋や現場を走り回っていたそうです。しかし時代の流れで、景気の減速による公共事業減少など影響しはじめてきた頃に、長男も手伝い始めたことも有って造園土木へと事業の転換を図られます。

現在、本業は殆ど長男に譲り約3haの水田と、昔の植木づくりでの土の感触が忘れられず、奥さんと共に畑で野菜を栽培して近くの道の駅などに出荷されています。現在は週末になれば、高校時代に母親から危ないと止められていたバイク それも大型のバイクに跨り友人たちと時には遠くまでツーリングに出かけられています。高校時代に満足に遊べなかった分、現在になって思う存分楽しまれているのがうかがい知れます。そして溢れんばかりの笑顔でそのバイクの話を語られたのが印象的でした。 s-藤本さん4                 s-藤本3                 s-藤本2                 s-藤本1

(執筆 岩野 弘明)