平石 壯介さん(有高20回)
「平石園芸場」を訪問
色々な果実を栽培・直販されていると聞き訪問しました。倉庫に着くなり、朝早くに収穫された見事なスイカがずらりと並べられており、周囲にはブドウ、トマト、リンゴのハウスが立ち並び、さらにはスイカ畑が広々と広がり、目を見張りました。
本校では園芸科、1、2年と常深先生、3年は大前先生が担任でした。2、3年では加工クラブで頑張られたそうです。傍示山のブドウに堆肥を入れるため、人間が入れるほどの穴を掘ったことや、農当で後輩に水のやり方を教えたこと、六甲山での3泊の農業実習のことなど、懐かしく話して頂きました。
卒業後は、名城大学農学部造園科に進学。その後、父が有馬富士開拓で約2ヘクタールの土地を所有され、ブドウや野菜に取り組まれていたのを、共にされるようになりました。最初はトウモロコシ栽培、そしてスイカ、大根と色々やってこられて、現在はスイカ(3アール)、ブドウ(60アール)、トマト(7アール)、リンゴ(10アール)を栽培されており、スイカ以外は直売でほとんど完売するそうです。特にブドウは、父が約40年前「巨峰」を植えたのを端緒に品種改良を重ねられ、独自の品種「玉錦」を栽培されるようになりました。「あっさりとした甘みがおいしい」と口コミで広がり、いつも完売だそうです。
30歳の時にご結婚。2人の男の子に恵まれ、長男は就職し寮生活、次男は本校の人と自然科を卒業し、県立農学校を卒業後、父の元で手伝われているそうです。家族ぐるみで農業に取り組み、ブドウの収穫期を目の前にして意欲的でした。やはり、カラス、アライグマ、ドングリバチの対策が大変だそうです。
(文責:谷郷賢明)
- 投稿タグ
- 男性