昨年に一度と今年度1月末にハニーFMの放送日にお会いし、堂々とした放送ぶりで流石だと感じました。また、ふるさと学習館でも写真を撮り色々とお聞きしました。

まず、高校時代の思い出を聞きました。担任は谷口先生で和裁を教わり、厳しく「おなおし」と何度もやり直し、宿題も多く本当に厳しい授業だったのですが、その甲斐あって今でも着物を縫うことが出来るとのことでした。もう一人の担任加藤先生にもお世話になった事など思い出は尽きません。

部活動は「歴史クラブ」。河本先生が顧問で、夏休みに1泊で奈良の石舞台・法隆寺等に行ったのが印象深く楽しかったことがいい思い出として記憶に残っている。普段の部活動は地域の旧跡を見て回り、昔話と地域の関係など色々と学ぶことが出来、思えば今と繋がっている様だと話して下さいました。

修学旅行は九州で「えびの高原」・「霧島高原」・阿蘇の温泉地獄など、バスで観光地を見て回ったのだという真面目な楽しい思い出で、なにしろ約50年前の事なのでもう遠い昔になりますね。

通学の行きかえり友達と語りながら歩くのが楽しい、ごく普通の学生生活だったそうです。

結婚されてからは三人の子供にめぐまれて充実した生活を送っておられます。

何か社会との繋がりがあればとの思いから、40代で「伸びゆく三田」で市民ガイド(あおぞら号)に応募され「動く市政教室」で10年余り活躍されました。

後にガイドのグループでサンダ・バードというボランティアグループを立ち上げに参加され、その中の一人がFMラジオ「ハニーFM」の方で三田の色々な紹介をするのをお手伝いする内に、三田の地元の番組「三田歳時記」を語ることになり、今は2か月に1回の放送を担当それがきっかけで今に至ります。
取材して、写真を撮りまとめて仕上げるたいそう難しいものだし、勉強になると話されました。
また、市民ガイドの勉強の為、文化財ボランティアもされていて、今は「ふるさと学習館」で年に4・5回子供たちに昔の暮らしや生活を教えるお手伝いもされています。

「沢山の方々と会うことができ、お話を聞くことができてほんとうに良かったし、色々な行事も忘れられてしまうかもしれないので伝承の助けになれば幸いに思います。これからも健康で出来るだけ人との交流を続けていくのが幸せです」

そして、お孫さんが生まれるのがきっかけで、手作り紙芝居のグループに入っておられ、ストーリーを考えて絵も描くのが魅力だったので今まで紙芝居を何冊か作られています。
お話の内容は、子供が雨の中で猫をひらってくる実体験が元になってストーリーが出来たと伺いました。

地区では女性の集まり「なごやか会」を立ち上げ、掃除やお花見や忘年会などで交流を温めておられるとか。
話は尽きません、時間も忘れてしまいました。

(執筆 羽渕和美)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(執筆 羽渕和美)