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石川 智子さん (有高49回)

緑の里で家族念願のレストラン「グリーンハーモニー」開店

県道三田三木線の中ほど、緑に囲まれた神戸市北区淡河町で今年2月にレストランをオープンされた石川さんを訪ねました。

お母さんの勧めから有馬高校家政科に入学、明るい担任の落先生のもと女の子らしい羽目を外すことはあっても、3年間同じ顔ぶれで楽しく過ごせたそうです。残念ながら直前のけがのために皆とスキーを滑ることはできませんでしたが、滑らない皆と楽しく喋ってばかりだった蔵王へのスキー合宿。

また、有高祭ではクラスの催しとして,授業で苦心して制作した浴衣を着て、べっ甲飴を販売したのも良き思い出。そして多くの先生方と友達のように親しくおしゃべりばかりしていたあの頃。 怖いながらもユーモアもあって、メリハリの効いた永富先生や谷郷先生のおられた体育科の先生方、また食物の授業が好きだった家庭科の先生方との触れ合いは今も良き思い出として残っているそうです。

卒業後は、山田町にあるレストランでホールスタッフとして務め、最初は自信なかったけれどしだいに慣れ、これも家政科に学んだお陰かと思ったそうです。この頃から遣りたい方向が定まり、8年前に調理師免許を取得。そして今年、漠然と思い描いていた自分のレストランを開くことが現実に。驚いたことに家族みんなで建てられたというご自宅の1階のスペースに造られた広い店内はお兄さんのデザインのもと、ペンキを塗ったり壁紙を張ったりと殆どの内装をご本人、両親、お兄さんが施行されたとか。落ち着いた木の温もりが感じられる店内には静かな音楽がゆったりと流れ、テーブルには同じ町内で育った坂本勝敏さん(有高33回)の鮮やかなバラの花が飾られ雰囲気を盛り上げていました。

最後にお店の名前「グリーンハーモニー」は、此処を緑いっぱいに、そして家族皆一緒との思いから名付けられたそうです。近くに来られた際はぜひお立ち寄りください。きっとご家族揃って素敵な笑顔で迎えて下さることでしょう。

(執筆:岩野弘明)

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